3D映画の幕開けとして話題を集めていた『アバター』。



この先も3D方式を採用した映画は続々と登場する予定です。
そこで映画館で視聴できる4つの3D方式を見比べてみましょう。


3D感、精細感、明るさ、色再現性、字幕の見やすさの5つのチェックポイントで最もよかったのが、IMAX‐3D方式です。
実はこの方式を最初に見たのですが、他の方式を見るにつれて、「IMAX‐3Dの方がキレイだった」と感じられたのです。


3D映画を見るならIMAX‐3Dでキマリ!
と言いたいのですが、日本国内に4カ所しか対応映画館がないという欠点があります。


また、IMAX‐3Dは2つのプロジェクターで映写する仕組みのため、中央からずれた席で見るとブレが起きやすいようです。
実際、一部シーンの字幕がずれて非常に見づらかった。
イイ席を確保しつつ、吹き替え版で見るのがおすすめだと思います。



続いて、納得できる画質だったのが「RealD」方式です。
映像は非常に明るく3Dらしさも十分でした。
色がちょっとべたっとしているところがあるのですが、CGシーンの多い「アバター」には向いていたと思います。


対して、「Dolby3D」は発色が多少地味な印象。
ただし、CGの少ない映像にはこちらの方が向いているかもしれません。


ここまでの3方式は、差はあるものの、3Dメガネに特に違和感もなく、十分に3D映画を楽しむことができました。
問題だったのが「XpanD」方式。
シャッターでメガネのレンズを開閉する仕組みのため仕方がないのですが、メガネが重く、しかも形が固定されているため、顔にフィットしにくかったです。
画面も非常に暗く、色再現性や鮮やかさも低いなど、画質はずば抜けて悪かった。


3D映画を見るときは、映画館によって方式が異なるということを覚えておきましょう。